これまで数々のカジノ攻略法が誕生してきました。
その中に「グランパーレー法」というものがあります。
英語では「Grand-Parley」となりますが、直訳すると「重要な(偉大な/壮大な)交渉」。
「パーレー」は大ヒット海賊映画「パイレーツオブカリビアン」で使ってたので知ってる人は多いかもしれませんね。
「グラン」はグランドオープンとかで使われている言葉。
とりあえず、なんだかすごそう感あふれるネーミングです。
そこで、カジノでのベット戦略の一つである「グランパーレー法」の使い方を徹底解説!
グランパーレー法のメリットやデメリット、相性のいいおすすめゲームをまとめました。
目次
カジノ必勝法?グランパーレー法とは?
グランパーレー法の仕組み
元となる攻略法「パーレー法」は勝ったら次のゲームで倍額賭けるだけの方法です。
そこに「グラン(偉大な)」が追加されているように、パーレー法に初期ベット額を上乗せして賭けていくのがグランパーレー法です。
非常に簡単なのでカジノゲームが初めてでも問題なく使える方法ですね。
グランパーレー法と相性のいいゲーム
- バカラ
- ブラックジャック
- ルーレット
- シックボー
など
どんなゲームでも使えますが、配当2倍の賭け方があるゲームと相性がいいです。
バカラでグランパーレー法が使えるベット方法

まずバンカーかプレイヤーにチップを置きます。
配当はおおむね2倍なので相性のいいゲームです。
厳密に言うとバンカーで勝利した場合は手数料5%がかかるため1.95倍、プレイヤーは2倍配当です。
この辺は手数料なしバカラ(ノーコミッションバカラ)など種類によっても違ってきます。
ブラックジャックでグランパーレー法が使えるベット方法
勝てば配当2倍なので使えます。
ベーシックストラテジーなどの攻略法を活用しつつプレイすれば勝率を少し上げられるでしょう。
ベーシックストラテジーの詳細はこちらで解説しています↓
ルーレットでグランパーレー法が使えるベット方法

ルーレットでは配当2倍になるチップの賭け方が以下のように3種類あります。
- ハイ/ロー
- 奇数/偶数
- 赤/黒
これらのどれかに絞ってベットしつつグランパーレー法を使っていきましょう。
シックボーでグランパーレー法が使えるベット方法

3つのサイコロの出目を当てる中国由来のカジノゲームです。
ルーレットと似たような賭け方があります。
- 奇数/偶数
- 大/小
この2つのどれかに絞って賭けつつグランパーレー法を使いましょう。
グランパーレー法の賭け方・ベット方法
グランパーレー法の賭け方はめっちゃ簡単です。
- 1回目のベット金額を決める
- 勝ったら次のゲームで前回ベット額の2倍+初期ベット額を賭ける
(負けたら1回目のベット額)
ギャンブルのベット方法でトップクラスに有名な「マーチンゲール法」(負けたら次に倍額で賭けるだけ)ほど単純じゃありませんけど、それに毛が生えたレベルです。
まずは初期投資額、つまり1回目に賭ける金額を決めます。
いくらでもいいんですが、普通は少ない金額にするのが一般的。
で、ここでは話を分かりやすくするために1ドルとしておきます。
2回目以降の賭け金は、もし前回のゲームに勝っていれば前回の賭け金を2倍+初期ベット額を加えた合計金額を賭けていきます。
もし前回のゲームに負けていれば、初期ベット額に戻して再スタートといった流れ。
それほど分かりにくくはないと思いますが、具体的な金額の例を挙げてシミュレーションしていきます。
グランパーレー法(初期ベット額100円)でプレイした場合
- 1ゲーム目・・・100円ベットで勝ち
- 2ゲーム目・・・倍の200円+初期ベット額100円=300円ベットで勝ち
- 3ゲーム目・・・倍の600円+初期ベット額100円=700円ベット
1回目は100円で賭けます。
もし勝てば2回目は1回目の100円を2倍した200円に1回目の100円を加え、合計300円の賭け金となります。
ここでも勝てば、3回目は2回目の300円ドルを2倍した600円に1回目の100円を加えて合計700円が賭け金です。
さらに連勝が続けば4回目は700×2+100で1500円、5回目は1500×2+100で3100円というように賭け金が増えていくことになります。
一方、1回でも負ければ、賭け金はリセットされて初期の100円に戻し賭けることになるわけです。
最初はややこしく感じるかもしれませんが、賭け金を「2倍+初期ベット額」で増やしていくだけですね。
グランパーレー法を実践検証してみた結果
バカラでグランパーレー法を検証

初期ベット額は1ドルに設定。
10ゲーム分検証していきます。
NETENT社のバカラプロを利用。
1戦目の検証記録
※賭け対象と勝敗/ベット額/獲得金額の順
- 「バンカー」で勝ち/$1/+$1.95
- 「バンカー」で勝ち/$3/+$5.85
- 「プレイヤー」で勝ち/$7/+$14
- 「プレイヤー」で勝ち/$15/+$30
- 「バンカー」で負け/$31/0
- 「バンカー」で負け/$1/0
- 「プレイヤー」で負け/$1/0
- 「プレイヤー」で勝ち/$1/+$2
- 「プレイヤー」で負け/$3/0
- 「プレイヤー」で勝ち/$1/+$2
1戦目の検証結果
- 勝率・・・6勝4敗の60%
- 利益・・・マイナス8.2ドル
最初の4連勝で大きく利益を伸ばしたものの、5戦目の負けですべて喪失。
勝率6割なら本来は利益が出ているはずですが、グランパーレー法では一度負ければすべて終わり。
ハイリスクではないもののハイリターンを得るのが難しいですね。
いくつ連勝したら抜けるか、を決めておく必要があります。
ブラックジャックでグランパーレー法を検証

初期ベット額は1ドル。
10ゲーム分検証していきます。
リラックスゲーミング社のブラックジャック・ネオを利用。
1戦目の検証記録
※賭け対象と勝敗/ベット額/獲得金額の順
- 勝ち/$1/+$2
- 負け/$3/0
- 負け/$1/0
- 勝ち/$1/+$2
- 負け/$3/0
- 勝ち/$1/+$2
- 勝ち/$3/+$6
- 負け/$7/0
- 負け/$1/0
- 勝ち/$1/+$2
1戦目の検証結果
- 勝率・・・5勝5敗の50%
- 利益・・・マイナス8ドル
最大2連勝止まりではなかなか利益が増えていきません。
やはりある程度連勝したら撤退しなければ稼げませんね。
ルーレットでグランパーレー法を検証

プレインゴー社のヨーロピアンルーレット・プロで検証していきます。
初期ベット額は1ドルで10戦プレイ。
1戦目の検証記録
※賭け対象と勝敗/ベット額/獲得金額の順
- 「ロー」で勝ち/$1/+$2
- 「ロー」で勝ち/$3/+$6
- 「ロー」で負け/$7/0
- 「赤」で勝ち/$1/+$2
- 「黒」で負け/$3/0
- 「偶数」で勝ち/$1/+$2
- 「偶数」で負け/$3/0
- 「黒」で勝ち/$1/+$2
- 「黒」で負け/$3/0
- 「黒」で勝ち/$1/+$2
1戦目の検証結果
- 勝率・・・6勝4敗の60%
- 利益・・・マイナス8ドル
勝率6割でも全然増えず。
2連勝でリセットを繰り返すのがいいかもしれません。
ってことで2戦目は2連勝で撤退と決めて検証していきます。
条件は1戦目と同じです。
2戦目の検証記録
※賭け対象と勝敗/ベット額/獲得金額の順
- 「赤」で勝ち/$1/+$2
- 「赤」で勝ち/$3/+$6(リセットし利確)
- 「黒」で勝ち/$1/+$2
- 「黒」で勝ち/$3/+$6
- 「偶数」で勝ち/$1/+$2
- 「偶数」で勝ち/$3/+$6
- 「ハイ」で負け/$1/0
- 「ハイ」で負け/$1/0
- 「ロー」で勝ち/$1/+$2
- 「ロー」で負け/$3/0
2戦目の検証結果
- 勝率・・・7勝3敗の70%
- 利益・・・プラス10ドル
勝率が高いこともありますが、2連勝という手堅いラインで利確を繰り返したことで着実に利益を積み上げることができました。
2連勝すればプラス4ドルなので4敗してもいいだけの貯金ができます。
3連勝だと確率的に12.5%で低すぎるため、2連勝くらいがかなりいい感じのボーダーラインではないかと思われます。
シックボーでグランパーレー法を検証

初期ベット額は1ドルに設定し利確設定なしに10ゲーム実践していきます。
ROXOR社のシックボーRXRで検証。
1戦目の検証記録
※賭け対象と勝敗/ベット額/獲得金額の順
- 「大」で負け/$1/0
- 「大」で勝ち/$1/+$2
- 「大」で負け/$3/0
- 「小」で負け/$1/0
- 「小」で勝ち/$1/+$2
- 「小」で勝ち/$3/+$6
- 「大」で負け/$7/0
- 「大」で勝ち/$1/+$2
- 「大」で負け/$3/0
- 「小」で負け/$1/0
1戦目の検証結果
- 勝率・・・4勝6敗の40%
- 利益・・・マイナス10ドル
大敗でした。
配当2倍、勝率半分の賭け方で勝率4割ではマイナスになるのは当然の結果です。
運要素が絶対に入ってくるものなので仕方ないでしょう。
ちょっと悔しいのでもう1戦同じ条件で検証していきます。
2戦目の検証記録
※賭け対象と勝敗/ベット額/獲得金額の順
- 「大」で勝ち/$1/+$2
- 「大」で勝ち/$3/+$6
- 「大」で勝ち/$7/+$14
- 「大」で勝ち/$15/+$30
- 「大」で負け/$31/0
- 「大」で勝ち/$1/+$2
- 「大」で勝ち/$3/+$6
- 「大」で勝ち/$7/+$14
- 「大」で負け/$15/0
- 「大」で勝ち/$1/+$2
2戦目の検証結果
- 勝率・・・8勝2敗の80%
- 利益・・・マイナス8ドル
1戦目とはうって変わって圧倒的な勝率で絶好調!
でしたが、負ければそれまで。
あっという間にマイナスに転落です。
あくまで検証と言うことで負けるまで続けましたが、本来なら4ゲーム目の勝利で撤退したかったですね。
グランパーレー法で稼ぐには「いつゲームから抜けるのか?」がポイントと言えそうです。
グランパーレー法を使うメリット・デメリット
【メリット1】連勝すれば利益が大きくなる

この方法のメリットとして最初にあげられるのは、連勝して終われた場合に大きな利益を手にできること。
「連勝すれば儲かるの当たり前じゃん!」とツッコまれそうですが、確かにそのとおり。
すべて持ち金全部ベットして連勝したほうがそりゃ儲かりますが、でもそれはそれ。
イチかゼロかの大勝負ばかりでは一般プレイヤーは楽しめないでしょうしほぼほぼ負けるでしょう。
最悪、お金が無くなっても「次こそは・・・」が繰り返されてギャンブル依存症に。
嫁は大事な結婚指輪を質に入れ金策し、子供はおなか空いたーと泣きわめき、ついには離婚へ・・・、みたいな。
まぁ妄想はこれくらいにして、やはりグランパーレー法のようにある程度縛りあるベット方法でプレイするほうが楽しめると私は思います。
【メリット2】連敗しても損失が少ない
連敗が続いてもそれほど損失は膨らんでいきません。
もちろん連勝が続くことは可能性としてはあまり高くはないわけですが、勝てば大きな利益を手にできる一方、たいてい初期ベット額は低め設定にすることが多いので連敗が続いてもそれほど痛手になりません。
言い換えれば、「一発当ててやるZE!」と目論んでるタイプには向いていると言えます。
賭け方の好みにはいろいろなタイプがあり、大勝ちはあまり望めなくても良いから、少しでも稼ぎたいという人もいます。
このような人は、イメージとして9割は多少なりとも収支プラスになるけど、残り1割のケースでは大きく損失が膨らむ可能性のある賭け方はおすすめですね。
一方でひと山当てたいタイプの人は、9割で多少損を出したとしても、残り1割で大勝ちできれば喜ぶはず。
グランパーレー法はこのようなタイプの人に向いていると言えそうです。
賭けに勝った場合、払い戻しは基本は2倍でしょうから、その次の賭けでの賭け金である前回の2倍プラス1ドルと比較すると、払い戻しでは得ておらず自分の資金から出さなければならないのは1ドルだけに留まります。
つまり、さほど大きなリスクを背負わずに大きな賭けを行うことが可能になります。
一方、連敗続きでも毎回の賭け金は常に1ドルなのですからこれも大きなリスクにはなりません。
このように、できる限りリスクを抑えた上で、大きな賭けを行うチャンスがあるのがこの方法の特徴になります。
ただし、うまい話ばかりでないのはどんなギャンブルでも同じです。
もちろん、それを必要以上に恐れることはありません。
どこに落とし穴が潜んでいるのかを理解した上で賭けに臨めば良いのです。
ここからはデメリットについて紹介していきます。
【デメリット1】ゲームを降りるタイミングが難しい

グランパーレー法の落とし穴として挙げられるのは、勝っているときの止め時がわからないこと。
いくら連勝が続いていても、前回に得た払い戻し金のすべてを次の賭けにつぎ込んでいる以上、そこで負けてしまえば利益は消し飛んでしまいます。
たとえ10連勝していても、11回目で負ければ無に帰します。
全体としての勝率は9割を超えていても利益はなくなってしまうわけですね。
グランパーレー法を使うときは、何連勝したら利益確定するのか、また初期は1ドルから始めるのか、を自分ルールとして決めておいたほうが良いですね。
【デメリット2】勝ち負けを交互に繰り返すと儲からない
ほかのデメリットとして、勝ちと負けが交互に続いたときに残念なことになります。
紙に書くとわかりやすいんですが、勝ち負けが交互に続いた場合、1ドルの賭けで勝って次の3ドルの賭けで負けるというサイクルが続くことになります。
これでは、平均した勝率が5割であるにも関わらず、資金としては減っていく一方になるわけです。
多くのゲームでは勝ち負けが交互に続くことはそうそうないんですが、絶対ではありません。
やはりこの方法で遊ぶ時に使うお金はいくらまで、といった自分ルールを決めて使ったほうがいいですね。
グランパーレー法を使うときのコツ・ポイントを解説
- 撤退する連勝数を決めておく
- プレイするゲーム数を決めておく
- 初期ベット額は少額にしておく
- ゲームの過去勝敗データを利用する
検証した結果、これらのポイントを抑えておくと負けてもそれほど痛くありません。
かなり攻める系の攻略法なので安全性を高めた上で利用していくことが大事です。
なおライブカジノであれば過去データで出目の勝率がわかります。
バカラのバンカーかプレイヤーならより出ているほうだけにベットしていくのも攻略法として有効です。
グランパーレー法以外の配当2倍ゲームで使えるシステムベット法
ここで紹介したグランパーレー法にピンとこなかった人、使ってみたけど駄目だった人は、勝率半分・配当2倍のゲームで使えるほかのシステムベット法も試してみてください。
まとめ
カジノでのベット方法として単純な部類の1つ「グランパーレー法」についてまとめました。
初期ベット額を決め、勝ったら倍額+初期ベット額を賭け金に、負けたら初期ベット額から再スタートするだけ。
初心者からベテランまで使える方法です。
「今日はツイてる」「いま流れがきてる」と感じたタイミングで攻めるときに使っていきましょう。
ちなみになにが「グランパーレー=重要な交渉」なのかわかりませんでした(汗)
名付け親も不明。
パーレー法(勝ったら2倍ベットする)に「グラン」がついてるだけなので、「+初期ベット額を加える」部分が重要ってことなんでしょう。