香港の対岸にある日本からもアクセスのよいランドカジノがある「マカオ」。
ランドカジノと言えばアメリカのラスベガスを最初の思い浮かべる人も多いと思いますが、実はマカオの方が売上で上回っていたりします。
そこでマカオで遊ぶ時の基本的な遊び方を解説!
マカオ旅行へ行く前にサラッと服装などのルールやマナーを予習して現地で困ることがないようにしておくと安心です。
目次
マカオのカジノの特徴

ラスベガスとの違い
ラスベガスとの違いは訪れるゲストと取り巻く周辺環境にあり。
ラスベガスだとアメリカを訪問する観光客が多く、世界的なショーやコンサートを上演する施設など遊び場所も充実していてエンターテイメントを楽しむスポットとしても有名です。
有名アーティストがコンサートをやっていることも多く、一台エンターテイメント都市としての側面が強いです。
日本人&初心者にも遊びやすいマカオ
マカオはアジアに住む富裕層が主なターゲットで、施設周辺には質屋や高級ブランド店が多く訪れるゲストを中心に発展しています。
その後2000年代にはカジノ収益が世界一にまで成長しました。
周辺にはホテル利用者も多くて初心者でも訪問しやすいです。
アジアにあるので中国人・韓国人・日本人などアジアの人が多く、施設によっては日本語が話せるスタッフもいて初心者でも気軽に楽しめます。
ただしコロナ禍以降は厳しい状態が続いています。
そして中国政府によってVIP客を斡旋してくれるジャンケット集団が摘発され、以前の輝きは失ってしまいました。
とはいえ施設は稼働中なので観光客が楽しむことは可能です。
マカオの治安は大丈夫?
カジノ施設が集結しているエリアは、マカオ半島・コタイ・タイパエリア周辺。
その周辺エリアなら女性の一人歩きでもあまり犯罪にあうことはないでしょう。
日本より治安がいいかもしれませんね。
とはいっても大負けして精神不安定な客がうろついている可能性も高いので、夜の一人歩きはおすすめしません。
女性一人で訪れたり夜に楽しみたいときには、併設されたホテルに泊まったほうが安全と言えるでしょう。
なお窃盗被害はけっこうあるようです。
親切そうに声をかけてきても警戒しつつ断るか無視して通り過ぎましょう。
マカオへの旅費はどれくらい必要?
- 飛行機代
- ホテル代
- 現地交通費
- 飲食代
この3つ合計で安く抑えれば10万円かかりません。
(日本国内の交通費は除外します)
なおマカオへの旅費はツアーか個人かで多少異なります。
ツアーなら10万円台前半ほど、個人なら成田からの直行便で5万くらい+ホテル代+交通費+飲食代が必要です。
ホテル代は施設によるためまちまちですが、3万くらい出せばかなり良い部屋に泊まれるでしょう。
マカオのタクシーは日本より低料金で初乗り300円くらいで乗れます。
マカオ自体それほど広いところでもありませんし、目的地までは2000円もかからないでしょう。
飲食は1000円~2000円くらいで食べられます。
ちょっといいお店選ぶなら4000~5000円出しましょう。
ここまではマカオの特徴を紹介してきました。
ではマカオカジノで知っておきたい基本ルールや遊び方を解説していきます。
マカオのカジノの基本ルール・マナーと遊び方
【遊び方と基礎知識1】まずはメンバーズカードの作成から
最初に遊ぶ前に色々な特典があるメンバーズカードを作りましょう。
メンバーズカードは無料で作れますがパスポート掲示必須です。
カードで貯まるポイントは併設された飲食店やお店、ホテルの割引サービスに使うことができ、カードを提示するだけでも優遇サービスが受けられる施設もあります。
【遊び方と基礎知識2】マカオでは香港ドルを準備しておこう

使える通貨はパタカと香港ドルの2種類で主に香港ドルが使われているので、手持ちがないときは事前に両替をします。
両替所は周辺にあるためすぐにでも可能で、レートは場所によって違いお得に両替するなら事前にレートが良いところを調べておくと良いです。
【遊び方と基礎知識3】遊ぶ予算はどれくらい?
マカオで遊ぶときに気になるのが予算だと思いますが、通貨は香港ドルになります。
1香港ドル(HKD)はざっくり15円前後ですが、その時々によるので要確認です。
そして運営元やゲームの種類でミニマムベット(最低賭け金)が違います。
賭け金は相場より少し高め。
フロアにもより、一般フロアやハイリミットフロア、VIPルームで大きく異なります。
具体的な額はこちらの記事で解説↓
マカオカジノの一般フロアのミニマムベット額
バカラ、ポーカー、ブラックジャックなどのミニマムベットは、香港ドルだと300~500ドル(日本円で約4000~7000円)あたり。
シックボー(大小)やスロットだと10~100HKD(約150円~1500円)で遊べるところもあるようですが施設によります。
とりあえず雰囲気だけ味わいたいときやスロット目的なら1万円程度でほどよく賭けるのもあり。
ですがしっかり遊びたいときには5万円から10万円程度の予算は最低限欲しいですね。
予算10万円でどれくらい遊べるの?
予算10万円でバカラをミニマムベットで遊んだら約15回分の負けで底をつきます。
が、さすがに15連敗して一度も勝てずに終わることはあり得ないでしょう。
もしそんな最悪の運気だったら、その日は遊ばないほうがいいです。
で、カジノの還元率は日本の公営ギャンブルに比べると高く95%ほどあります。
パチンコ・パチスロは80~85%ほど、競馬・競輪などは75%ほど、宝くじは45%なので、いかに高いかがわかるはず。
もし予算10万円でミニマムベット1000円のゲームで遊び続けたなら、100ゲーム遊んで9万5000円ほど残る計算です。
また9万5000円を元手に遊べば9万円くらいになり、緩やかに減っていく可能性が高いわけです。
予算10万円、1ゲーム1000円のフラットベットで遊んだ時の減少率(小数点四捨五入)
- 予算10万円で100ゲームプレイ→残高95000円
- 予算95000円で95ゲームプレイ→残高90250円
- 予算90250円で90ゲームプレイ→残高85737円
- 予算85737円で85ゲームプレイ→残高81450円
- 予算81450円で81ゲームプレイ→残高77378円
- 予算77378円で77ゲームプレイ→残高73509円
- 以下継続
還元率だけで単純に計算した場合はこんな感じで遊べます。
ざっくり100万円近い賭け金分は楽しめるでしょう。
もちろん人間なので月が回ってきた!と感じたら賭け金を上げることもあるでしょう。
連敗が続けば一気に取り戻してやろうとして賭け金を上げるパターンもあるはずです。
また最低ベット額が割と高めなので
【遊び方と基礎知識4】マカオカジノでチップは必要?金額は?
ラスベガスのカジノならアメリカ文化なのでチップは必須です。
フロアのドリンク係に飲み物をもらったらチップを渡すのがマナーでもあります。
またディーラーには手渡しでお金を渡す行為が禁じられているのでテーブルを離れるときにはテーブル上にチップを置く感じですね。
ではマカオはどうなんでしょうか。
マカオだとチップを渡す文化はありませんが、ディーラーのいるテーブルで大勝ちしたときや席を離れるときはディーラーにチップを渡しましょう。
チップの種類は現金またはカジノチップのどちらでもよく、勝ったときに渡すチップの額は勝った金額の1割程度、ドリンク係には1香港ドル程度でOKです。
なおプレイヤーの意思に関係なく勝手にチップを取る悪質なディーラーもいて、必要額のチップなら文句を言う必要もないんですが多額のチップを持って行ったときには他のスタッフやディーラーに抗議したほうが良いです。
有名な施設ならそんなことはないとは思いますが…。
【遊び方と基礎知識5】マカオカジノの施設内ルールについて

※画像はマカオのグランドリスボア
施設に入るときには入場無料ですが誰でも入れるわけではなく、ルールが決まってます。
21歳未満は入場禁止
年齢制限があって21歳未満の入場は禁止されていて、年齢が確認できるパスポートがないと入場が出来ないこともあります。
日本人はとくに若く見えがちですし、若く見える人は常にパスポートはもっていたほうがいいです。
ドレスコードはある?
服装ですがドレスコードはなくて男性は半ズボンやサンダルでも入場できます。
ラスベガスではそこまでラフな格好だと入場拒否される可能性大ですが、マカオは多少緩めですね。
大人の社交場の雰囲気で楽しみたいなら男性はビジネスカジュアルで、女性は少し華やかなワンピースなら最適です。
また、防犯上の理由で帽子・サングラス・マスクの着用は禁止されてます。
顔が隠れるような服装はだめってことですね。
中国は監視カメラで常に見張られている国ですし、顔情報も政府に管理されている国なのでそこは仕方ないでしょう。
なおVIPルームでもジャケット必須などのルールはないようですが、ほかに気にするお客さんもいるかもしれません。
多少はピシッとした格好にすることをおすすめします。
また夏場はエアコンが効いているため1枚羽織るものを用意しておくことをおすすめします。
カジノ施設内では撮影禁止
つい記念として写真や動画撮影などをしたくなりますが、施設内では全て禁止されてます。
不正行為を疑われるためですね。
撮影禁止エリアで撮影をするとデータ削除や強制退場、不正行為で取り調べを受けてしまう可能性もあります。
どうしても写真を撮りたいときはフロアのスタッフやディーラーに聞いてみましょう。
テーブルでの通話は禁止
ゲームの妨げになるのでテーブルでの通話は駄目で、ゲーム中は出来るだけスマホに触れないのがベストです。
撮影と同じく不正行為を疑われます。
またテーブルの上にはスマホなど荷物は置かないようにしましょう。
とはいえスマホを持ってカジノフロアに入れないわけではありません。
時間を確認するくらいなら問題なく使えます。
喫煙は施設による
完全禁煙の場所もあったり分煙スタイルの場所もあり、施設内に喫煙スペースもあるので煙草を吸う人は事前にルールがどうなっているか確認しておくと安心です。
わからないときはスタッフやディーラーに聞いてください。
アルコールについて
フロア内で無料で飲めます。
カジノ側にとっても多少酔ってくれた方が財布のひもが緩んでくれるためメリットがありますからね。
だからと言って飲み過ぎはマナーの面からやめましょう。
酔いすぎれば帰りの旅費まで手を付けてしまわないとも限りません。
適度にコントロールしつつ賭けを楽しみましょう。
マカオのカジノで人気のゲーム
カジノの王様と呼ばれるカードゲーム「バカラ」
遊べるゲームで人気なのがバカラでプレイヤーとバンカーのどちらが勝つかを賭けるシンプルなもので、ディーラーは両方にトランプを2枚から3枚配って合計した数字の下一桁が9に近いほうが勝ちです。
複雑なルールではなくゲームもすぐに終わるので初心者や短時間で遊びたいときに向いてます。
ポーカーは5枚のトランプの組み合わせで勝敗を決めるもので、自分の手札と相手の手札のどちらが強いかを予想してチップをかけます。
カジノの定番ゲーム「ブラックジャック」
同じく人気のブラックジャックはディーラー対プレイヤーのゲームで、配布されたトランプの合計数字が21に近いほうが勝ちで、合計数字が21を超えると負けです。
ゲームのルールは一緒ですが、ベット方法など施設によって微妙にルールが違うこともあるので気をつけましょう。
予算が少ないなら「スロット」がおすすめ
フロア内でも低額ベットに対応するスロットなら予算が少ない人でも楽しめます。
ディーラーや他の客との絡みもないため気楽に遊べるでしょう。
マカオにはこれら以外にも人気のあるゲームは数多く用意されてます。
世界一の売上を記録しているマカオのカジノ。
ここでは世界中のセレブやハイローラーたちを魅了するだけの要素が詰まっています。
でも楽しむためには最低限のルールや遊び方を知っておく必要があります。
ここでサクッと学んでおくことで素敵な旅行の想い出も作れるはず。
ぜひ楽しんできてください。
なおランドカジノで遊びたいけど海外への旅費は高いな、と感じる人は、日本で遊べるオンラインカジノがおすすめです。
日本で楽しむならオンラインカジノがおすすめ

海外のランドカジノの中では割と行きやすいマカオですが、それでも旅費が10万円くらいはかかってしまいます。
リアルな雰囲気・空気感を味わいたいのであれば現地に行くしかありません。
でも実際に現金をベットして楽しめればいいだけの人ならスマホで遊べるオンラインカジノがおすすめ。
それらオンカジなら旅費の10万円を軍資金にすることも可能です。
2011年に初めて完全日本語対応のオンカジが登場してから10年以上たち、いまでは50社以上まで増えました。
そんな中から選ぶのは大変です。
オンカジ選びの参考記事をいくつか紹介しておきます。
参考にしつつ日本でカジノを楽しんでみてください。
【目的別】オンラインカジノの選び方
個人情報の登録なしで遊べるオンラインカジノ
氏名・携帯番号・身分証明書情報などを渡したくない人や、サクッと登録作業を済ませてすぐ遊びたい人はこちら。
慣れていない人向けオンラインカジノ
登録するだけでチップとして使えるボーナスがもらえるため、まずオンカジがどんなものか?についてお金を使わず体験できます。
ハイローラー向けオンラインカジノ
高額入出金対応、ランク制度がある、VIPサービスが充実している、などハイローラー向けのサービスが整っているオンカジが探せます。
マカオで有名な日本人ハイローラー
ハイローラーとはカジノで数千万~1億円クラスのお金を動かすプレイヤーを言います。
そしてマカオのカジノでそういった豪遊をした日本人で有名なのは大王製紙の前会長ですね。
氏名など個人情報を載せるのははばかられるため気になる人は「大王製紙 カジノ」などで検索しましょう。
マカオ(とシンガポール)のカジノで総額100億円以上を溶かしたことでウィキペディアにも載せられている代表的なハイローラーですね。
ただし大王製紙と関連子会社からの借り入れたお金を使いこんでしまったため獄中生活を送ることに。
マカオのカジノが悪いわけではないんですが、自分をコントロールできない人がギャンブルにハマると大変です。
なお、ハイローラーのイメージとして勝負事に強いプロギャンブラー的な印象を持っている人もいるかもしれません。
ですが単に高額ベットするプレイヤーを意味します。
一般プレイヤーが1万円の軍資金で100円ベットするのと同じように、1億円の資金で100万ベットするだけ。
さらに桁が一つ上がるハイローラーもいます。
とはいえカジノ側からすれば一番利益を落としてくれる客なのでさまざまなVIPサービスが提供されます。
将来大富豪になったらぜひ味わってみてください。
マカオ以外のおすすめランドカジノ情報
韓国やシンガポールなどマカオより行きやすい施設も紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
韓国
⇒パラダイスシティカジノのVIPルームで遊ぶ方法 – 特別待遇の内容まとめ
⇒セブンラックカジノのVIP会員カードの作り方 – ソウル・釜山の店舗情報も紹介
シンガポール
⇒マリーナベイサンズカジノのVIPルームで遊ぶ方法 – パイザ会員になる条件や待遇内容
まとめ
世界トップの収益を誇るマカオのカジノで遊ぶ時のルールや初心者が知っておきたい基本知識をまとめました。
日本人観光客にも遊びやすいランドカジノです。
海外旅行の浮ついた気分の影響で、予算以上に使いすぎないよう気を付けてくださいね。