オンラインカジノについて調べていると、ギャンブルの中でもペイアウト率の高さが魅力です!みたいな紹介を見かけるんですよね。
なんとなく稼ぎやすいですよ~って意味なのは伝わってきますが、「じゃあペイアウト率とはなんぞや?」と聞かれたらハッキリ答えられない人も多いのでは?
「ペイアウト」の意味を調べてみると、こんな意味です。
Payout=支出
「支出率が高い=稼げない」と思う人もいるかもしれませんね。
そこで、誤解しないよう「ペイアウト率」の正確な意味について解説していきます。
ペイアウト率(還元率)とは?
利益の払い戻し率=還元率のことをペイアウト率といいます。
すでに英単語の意味と違ってる気がするんですが、これは運営側からの視点ってことですね。
ペイアウト率の高さが魅力=オンカジ運営側がプレイヤーに支出する率が高いので稼ぎやすくて魅力です、ってこと。
ややこしい(汗)
ペイアウト率と還元率の違い
ここまでほぼイコールの意味合いで紹介してきましたが、ペイアウト率と還元率は厳密に言うと違います。
ペイアウト率とは?
オンラインカジノ内のゲーム別に設定されているもの。
1ゲームごとに賭け金として使うチップの枚数に対してカジノ側が支払う比率です。
ゲームで設定されているペイアウト率は何ゲームも遊ぶほどその数値に収束していきます。
還元率とは?
ユーザーが使ったトータル賭け金額に対してカジノ側が支払う勝利金の比率です。
通算成績みたいな感じですね。
オンカジ内ではペイアウト率88%のゲーム、96%のゲームなどいろいろありますが、そのオンカジで使ったお金が10万円でやめたときに9万円になっていたら、還元率90%となります。
プレイテック(Playtech)社のプレミアムヨーロピアンルーレットのペイアウト率と還元率
このゲームでヘルプページを開くと以下のようにそれぞれの割合が掲載されています↓
ペイアウト率
パーセンテージでは掲載されていませんが、
- ストレートアップ(数字1つにベット)・・・35:1(約97.14%)
- スプリットベット(2つの数字にベット)・・・17:1(約94.44%)
- ストリートベット(縦3つの数字にベット)・・・11:1(約91.66%)
となっています。
ストレートアップなら、ヨーロピアンルーレットなので「0~36」まで37個の選択肢がありますが、35:1=36分の1でペイアウト率が計算されています。
数字1個分の出現割合はカジノ側の取分(ハウスエッジ)となっているわけですね。
還元率
このルーレットの還元率は97.3%と明記されています。
このように1ゲームごとの賭け金に対する数値とゲーム全体での数値という違いがあります。
で、ペイアウト率はオンカジなどのギャンブルで特に気にしたい重要指標です。
この数字が高いほど稼ぎやすいと言えます。
ペイアウト率100%ならいくらベットしても100%還元されるよってことですからね。
無限に遊べてしまいます。
(そんなゲームはありませんが)
実際は運ゲーなので負けることもあるのですが、手持ちの軍資金と賭け金額のバランスさえよければそう簡単に全部なくなることはありません。
ただ、オンカジ運営側もビジネスなので自分が儲からないほど高く設定してしまったら潰れるだけ。
そこで「ハウスエッジ」という胴元の取り分についても一緒に知っておきましょう!
カジノ側の取り分「ハウスエッジ」とは?
ハウスエッジ(House edge)は控除率のこと。
ハウス=家、エッジ=端、がなんで控除率って意味になるの?と疑問に思うかもしれませんが調べてもわかりませんでした(汗)
そういうものだと認識しましょう。
もっと簡単に言うとオンカジ側に支払う手数料・取り分のことであり、利益となるものです。
ペイアウトはプレイヤーの取り分、ハウスエッジはカジノの取り分となります。
要は「100%-ペイアウト率=ハウスエッジの率」です。
そしてオンカジ運営もビジネスなので、カジノ側が必ず利益を得られるよう100%未満に設定されています。
超えていたら単に赤字を垂れ流すだけですからね。
昔のパチンコ・パチスロならイベントデーに行けば設定の甘い台があり還元率100%以上なんてパターンもあったかもしれません。
でもオンカジ業界でそういったイベントは見かけません。
オンカジはハウスエッジ(利益)で人件費やライセンス料などを支払います。
それ以外のペイアウト率分をプレイヤー同士が奪い合っている状態ですね。
数字だけ見ると薄利多売的な印象です。
ペイアウト率の計算方法
オンカジに限らずペイアウト率は次の式で求められます。
これを1回のゲーム毎に計算します。
ゲーム画面内のヘルプやインフォメーションページを開けばたいてい載っているはずです。
実際のペイアウト率を公開しているオンラインカジノ
設定上のペイアウト率はゲーム画面内で確認可能ですが、プレイヤーたちの結果をもとにした実際の数値はどうなのか?は信頼性を調べるうえで大事なポイントです。
ただし全部のオンカジがペイアウト率を公開しているわけじゃありません。
また公開していてもタイミングの早い・遅いもあります。
次のオンカジは早めに公開してくれています。
- ジパングカジノ
- 888カジノ
- ジャックポットシティカジノ
- ウィリアムヒルカジノ(単月のみ公開)
ペイアウト率を気にする人にはおすすめです。
オンラインカジノでペイアウト率の高いゲーム
オンカジではおおむねペイアウト率が95%前後の範囲に収まります。
10000円使ったら9500円ほど戻ってくる計算ですね。
当然ですがすべてのプレイヤーがこの割合ではないので、1ゲームやって負けてすぐやめた人ならその人にとってのペイアウト率と還元率は0%となります。
このペイアウト率は、オンカジやゲームの種類によって変わってきます。
だいたい同じゲーミング会社が提供するゲームをどこも扱ってますし当然内容も一緒ですが、キャンペーンなどでも変わってきますからね。
ただし稼ぎたいならペイアウト率が高いゲームを選んだほうがいいのは間違いありません。
そこでオンカジでおすすめのペイアウト率が高いゲームをピックアップしました。
ペイアウト率の高いカジノゲームはこれ!
- ブラックジャック・・・98%以上
- ポーカー(ホールデム)・・・97%以上
- ルーレット・・・97%以上
※ベット方法により変わります
ペイアウト率98%以上!ブラックジャック
たいだい98%以上のペイアウト率を誇り、還元率の高さが魅力のゲームです。
戦略しだいで100%超えも狙えるため、稼ぐことを考えるなら優先的に狙いたいですね。
なおブラックジャックではベーシックストラテジーという行動がパターン化されていて誰がやっても同じ結果が得られる攻略法をおすすめします。
これだけで100%超えは難しいかもしれませんが、ビギナーがやっても100%に近づけることはできるでしょう。
この攻略法の詳しい内容はこちらで解説しているので参考にしてください。
ペイアウト率97%以上!ポーカー(ホールデム)
こちらも97%以上のペイアウト率で稼ぎやすいゲームと言えます。
日本の5ポーカー(ファイブポーカー)とは少し異なるルールです。
まずはオンカジのポーカーに慣れることから始めましょう。
あとポーカーに限ってはこれといった攻略法がありません。
完全に運勝負(ほかのゲームもそうですが)となります。
出来ることと言ったら、賭け金をコントロールするベット方法くらいです。
(負けたら次は2倍の金額で賭けるマーチンゲール法など)
ペイアウト率97%以上!ルーレット
ポーカーと同じく97%以上のペイアウト率があるカジノの女王ともいわれるゲーム。
1か所100円を37か所にベットしたら3700円の賭け金。
で、絶対1つ当たるので配当3600円ゲットとなり、3600÷3700=約97%の還元率ってことですね。
こんな賭け方しても全然楽しくないけど。
ちなみに赤黒など勝率5割のベット方法なら1ゲーム当たりのペイアウト率も約50%になってしまいますが、続けていけば97%に近づいていくでしょう。
(ハウスエッジ分もあるので5割以下になります)
ですが、ルーレットには種類があります。
一番ベーシックなヨーロピアンルーレットやフレンチルーレットであればポケットの数が0~36で37種類だけ。
どれか1つにベットした場合、配当が36倍なので約97%というペイアウト率となります。
ただしアメリカンルーレットでは「00」が加わるため割合が下がってしまいます。
種類選びを間違えるだけで勝てる確率が減少してしまうため、必ずヨーロピアンルーレットかフレンチルーレットを選びましょう。
【参考データ】他のギャンブルのペイアウト率
- オンカジ・・・約93~98%
- パチンコ・パチスロ・・・約80~85%
- 競馬・・・約70~80%
- 競艇・・・約75%
- 競輪・・・約75%
- オートレース・・・約70%
- 宝くじ・・・約46%
ペイアウト率が高い順に並べてあります。
オンカジの高さが目立ちますね。
しょせんは確率の話なのでこの通りに行かないのがギャンブルってものですが。
宝くじはこの中だと低く感じますが、一応半分くらいはあります。
ただ連番を10枚3000円で買ってもほとんどの人は300円しか当たりません。
体感的にはペイアウト率10%の人がほとんどだと思います。
私も10枚3000円で買って300円しか当たったことがないので常に10%ですし、通算でも10%です(汗)
オンカジの方が稼げますね。
オンラインカジノはペイアウト率をなぜ高くできる?
他のギャンブルに比べてかなり高還元率のオンカジ。
「これでやっていけるの?」と心配になるくらい高い数字です。
でも世界中にはいまや2000以上のオンカジがあると言われています。
すべて順調なわけではありませんが、続々と日本市場に参入するなど好調っぷりは伝わってきます。
となると人によっては「悪いことでもしてるんじゃないの?」と思ってしまうかもしれません。
ではなぜオンカジは、高い還元率を維持することができるのでしょうか?
ペイアウト率が高くても経営できる理由とは?
- カジノ施設が不要
- 固定費が少ない
カジノ施設が不要
オンカジはインターネット上のサービスです。
店舗が必要ありません。
もちろん本社やサポートセンターなどで使う不動産は当然必要です。
でもランドカジノ(リアルカジノ)の広大な敷地に建つ巨大施設に比べたら微々たるものです。
この不動産にかかる土地代・建設費や維持管理費がいらないこと、これが一番大きな理由ですね。
固定費がが少ない
ランドカジノでは施設運営のために多くに人を雇わなければいけません。
ディーラーや清掃員、メンテナンス要員、その他サービスマンなど100人では足りないでしょう。
さらに電気、ガス、水道代も馬鹿になりません。
そしてランドカジノはきらびやかな演出も必要なので電気代は多くかかるでしょう。
オンカジの運営にはサーバー代やサイトの維持管理費が必要ですが、ランドカジノの固定費に比べるとこちらも微々たるものです。
このようにオンカジは維持費が大幅に抑えられるのが強みです。
その分をプレイヤーへの還元率にまわすことで集客にもつなげているわけですね。
最後にペイアウト率を少しでも高くするためにできることについて紹介していきます。
ペイアウト率(還元率)を100%に近づけるには?
もともとペイアウト率がほかのギャンブルより高いオンカジ。
それだけでも稼ぎやすい環境は整っています。
とはいえ95%くらいなので必ずプレイヤーは損するようになっています。
ではこの約5%を減らしていくにはどうすればいいのか?
おすすめの方法を紹介していきます
ペイアウト率を上げる方法
- システムベットを使う
- ジャックポットスロットで金額の多い台を選ぶ
- キャッシュバックキャンペーンを活用する
- リベートボーナス率の高いオンカジを選ぶ
システムベットを使う
システムベットとは負けたらベット額2倍で賭けていくマーチンゲール法や、勝ったら2倍にするパーレー法など特定のルールに従ってベット額を変えていく手法のことです。
一番わかりやすいのがこの2つですね。
賭け金を2倍にするため、勝率半分のゲームで使っていきます。
勝率50%のゲームで連敗し続ける可能性は低く、いつかは必ず勝てるため必勝法とも言えます。
ただしオンカジのゲームには一回で賭けられる上限額が決まっています。
バカラなら100万円まで、ルーレットなら20万円までなどテーブルによって変わりますが無限ではありません。
ジャックポットスロットで金額の多い台を選ぶ
一攫千金を一番狙えるのがジャックポットスロットです。
世界中のプレイヤーによる賭け金の一部が賞金として積みあがっていくため、タイミングによって金額が変わっていきます。
またたくさんのジャックポットスロットがあるため、機種によっても賞金額はさまざま。
どうせ同じベット額で遊ぶのなら賞金額が1円でも多い機種を選びましょう。
キャッシュバックキャンペーンを活用する
オンカジではキャンペーンイベントを開催しています。
スロットやライブカジノなど指定のゲームで遊べば一定割合キャッシュバックされます。
普段よく遊ぶゲームが対象になっているなら積極的に利用していきましょう。
キャッシュバックされる分だけペイアウト率を上げられます。
リベートボーナス率の高いオンカジを選ぶ
いくつかのオンカジではリベートボーナスというもので還元しています。
このボーナスは使ったお金に対して一定割合をキャッシュバックしてくれるもの。
還元される割合は低いものの、普通にお金を使っているだけで一定割合が返ってくるため実質的にペイアウト率もあげられます。
この点に関してはどのオンカジを選んだのか?しだいで結果を変えられます。
努力せずにペイアウト率を上げられる一番簡単な方法です。
そこでリベートボーナスが魅力のオンカジを紹介しておきます。
ペイアウト率で選ぶおすすめオンラインカジノ
ここでは手っ取り早くペイアウト率を上げられるリベートボーナスに強いオンカジを紹介していきます。
現状ではこの2社がおすすめです。
- ワンダーカジノ
- ユースカジノ
それぞれに強みがあるので自分に合ったほうを選びましょう。
【ワンダーカジノ】ビギナーからハイローラーまで対応!
- リベートボーナス率・・・0.2~1.0%
VIPプログラムというランク制度があり、昇格するほど割合が増えていきます。
最高ランクになればゲームのペイアウト率+1.0%上乗せされるわけですね。
ブラックジャックなら上の項目でペイアウト率98%以上と紹介しました。
となると最大で+1.0%上乗せできるためライブブラックジャックなら99%近くになるわけです。
100%まであと1%ほどですね。
でも最高ランクになるには月間1億円ほど賭ける必要があります。
ハイローラーしかできない世界です。
ただワンダーカジノが優れているのは、登録したばかりの一般プレイヤーでもリベートボーナス率が0.2%ある点。
他社オンカジの多くは登録したばかりの最低ランクはここまでのリベートボーナスを出してくれません。
よってビギナーからハイローラーまで対応しているオールマイティなオンカジです。
【ユースカジノ】最高ランクのリベートボーナスが高い!
- ライブカジノのリベートボーナス率・・・0.2~1.0%
- スロットのリベートボーナス率・・・0.5~1.5%
WonderCasinoとほぼ同じリベートボーナスを提供しているユースカジノ。
こちらが優れているのはライブカジノの最高ランクになったときの1.0%の部分ですね。
それ以外はWonderCasinoが多少上回っているため、ライブゲーム好きなハイローラーの方ならユースカジノをおすすめします。
なお登録したばかりのランクではリベートボーナスがないのでビギナー向けではありません。
ペイアウト率(還元率)についてよくある質問
- 一番ペイアウト率の高いギャンブルは?
- 運営が開示しているペイアウト率は信頼できる?
一番ペイアウト率の高いギャンブルは?
カジノのテーブルゲーム系(バカラ/ブラックジャック/ポーカーなど)が有利です。平均95%ほどとなっています。
運営が開示しているペイアウト率は信頼できる?
業者によります。また、関係者でなければ真相はわかりません。とはいっても、イカサマをしていなければおむね95%程度の収まるでしょう。
まとめ
オンラインカジノなどのギャンブルで知っておくと有利になる「ペイアウト率」についてまとめました。
オンカジにあるゲームはだいたい9割超えなので、攻略法によっては100%超えも狙えます。
ハイローラーが大金をベットして大勝したら、そのゲームとオンカジの月間ペイアウト率は100%を超えてくるかもしれませんが、平均的にはここで初回した率に落ち着くようです。
ただ単に楽しむだけならいいんですが、稼ぎたいならペイアウト率も気にしつつ戦略をもってベットしていきたいですね。