スマートライブカジノ事件 – 客逮捕の理由や顛末とオンラインカジノの違法性

スマートライブカジノ事件 アイキャッチ画像

オンラインカジノの違法性に関する事件として業界に大きな影響を与えた「スマートライブカジノ事件」の詳細情報を解説。

知っていてもカジノで稼げるわけではありませんが、オンラインカジノに対して不安を感じている人は、遊ぶとき頭の片隅にでも置いておくと安心できると思います。

ぜひご一読ください。

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スマートライブカジノ事件の詳細

スマートライブカジノ事件とは?

スマートライブカジノ事件 京都府警

スマートライブカジノ事件とは、当時イギリスで運営されていたオンラインカジノ「スマートライブ」で遊んでいた3人の客が、京都府警に逮捕された事件のこと。

これまで海外運営で無店舗型のオンカジで逮捕された人はいなかったことから、初めての事例として業界関係者やオンカジプレイヤーたちはかなり驚かされました。

スマートライブ事件がきっかけで「日本でオンカジをプレイするのは違法なのでは?」ともいわれるようになり、一時期オンカジ関連の宣伝サイトなども勢いがなくなったようです。

現状違法ではないオンカジで逮捕者が出たのはなぜ?

これまではスマートライブのような海外で合法的に運営されているオンカジを楽しむことはグレーではあるが違法ではないという認識が強く持たれていました。

日本では「刑法185条」でギャンブルが規制されていて、お金を賭ければ「賭博罪」に問われる可能性があります。

ただし、賭博罪は必要的共犯と考えられ、運営とプレイヤーの両方が違法にならないと罪に問えないややこしい仕組みだったりします。

そのため、スマートライブのような海外で合法的に運営しているオンカジなのにプレイヤーだけ違法だった場合に摘発することは難しい、というか本来できないわけですね。

日本にはとくに海外のオンカジを規制する法律もないので、この件ではスマートライブ運営側を違法にはできないんです。
(日本国内で運営されているサイトはNGですが)

しかしスマートライブ事件においては、日本人がプレイしやすいサービスを提供していたことが引っかかって逮捕されるに至りました。

スマートライブの運営拠点は海外だったのですが日本語サポートがあるなど「実質的に日本人向けサービスなので違法だ!」と判断された模様です。

全然納得できるものではありませんが、このような意味不明な理由でスマートライブのプレイヤーは捕まってしまったわけですね。

スマートライブ事件で逮捕されたプレイヤーはどうしてバレた?

スマートライブカジノ事件のバレた原因

なぜこの三人は特定されてしまったのか?というと、スマートライブカジノでは他人のプレイヤーIDがわかり、それを基にして捜査して特定されたと考えられます。

実際、逮捕された三人のスマートライブカジノプレイヤーたちは、ブログやSNSでプレイ状況を公開していたようです。

それでこれらブログやサイトの運営側に警察が情報開示を請求して明らかになったのではと考えられています。

警察はどのように発見したのか公開しているわけではなく、捜査機密でもあるので今後もはっきりとは明らかになることはないでしょう。

個人的に警察のインターネット部門(?)って時代遅れなイメージ持ってましたけど、いまは検索履歴やツイッター投稿などからも個人を特定できるみたいですからね。

とりあえずSNSやブログで公開していたら簡単に特定されてしまうのは間違いなし。

私もこのブログでオンカジプレイ状況を公開していますが、あまり公開しないほうがいいのかもしれませんね。

後ろめたいことしてませんが(笑)

スマートライブ事件のプレイヤーの1人は不起訴になっている

ちなみに、スマートライブ事件で逮捕された人の内、2人はで略式起訴を受け入れて罰金刑となりました。

認めてしまったら本来違法ではなくても違法になってしまいます。

ですが一人だけは「それはおかしい」と略式起訴を受け入れず裁判を起こして争いました。

警察側もビックリしたでしょうね。

その結果10か月後に不起訴となったため、そのプレイヤーの無罪となりました。

不起訴となったので実際に裁判所の判断が出たわけではありません。

「判例」は最高裁判所の判断で確定するため略式起訴を受け入れた場合は判例とは違います。

そのためこの結果がそのまま合法というわけではありません。

しかし、最後まで争ったスマートライブカジノプレイヤーが不起訴となったのは、警察側もこれでは有罪にするのが難しいと考えたからでしょう。

よって司法の判断からも実質違法性はないと言えるでしょう。

日本の刑事裁判は起訴されれば有罪率がとても高いんですが、その理由の一つは罪になる見込みのない事件は起訴しないから。

で、そこから考えると以降も裁判で争うだけ無駄だと判断した可能性大。

ちなみにほかのスマートライブカジノプレイヤー2名はめんどくさかったんでしょうね。

もしくは精神的にまいった状態だったと思われるので、警察の言われるがまま受け入れてしまったんでしょう。

または裁判なんてお金かかるだけですし、その分ほかのギャンブルにつぎ込んだのかもしれません。

結局オンラインカジノはプレイしても問題ないの?

オンラインカジノの安全性

そもそも、オンカジが違法か合法かいろいろ議論されている理由は、刑法の賭博罪の規定が現在のようにインターネットの世界を基本的に想定していないことが原因。

刑法が作られたのは明治時代であり、その時代にはこのような仕組みは想像もされておらず、そのためグレーと言われています。

とはいえ、インターネットが普及し始めて20年以上経っていることを考えると、さすがに対応が遅いですね。

今後急に規制強化されても困りますが(汗)

で、刑法で規定していないとなれば、現在の解釈として違法と言えるかどうか考えることになりますが、前述のように賭博罪は必要的共犯と考えられており、運営側が合法と言えないのであれば立件することは難しいと言えます。

もちろん、この点はまだ実際に裁判になった事例がないので、裁判所の判断によってもしかしたら違法という判断がされる可能性はあります。

でも、この事件以降は日本人プレイヤーが逮捕されたという事例はでていません。

プレイ動画の公開は問題ない?

オンカジで遊んだ様子ををYouTubeなどの動画サイトにアップしたり、ブログやTwitterなどで情報公開している人もいますが、御咎めを受けたという話は聞きません。

運営側も日本人がプレイするのは合法と考えている、と声明を出しているところがあります。

あくまでもオンカジはグレーと認識しておいた方がいい

スマートライブ事件も明らかに日本人向け&日本語でディーラーとやり取りできたことが原因なので、海外のオンラインカジノなら厳しく対応することはできないでしょう。

争った結果不起訴になっていることもあって、不当逮捕の側面が大きかったのではないか?とも言われています。

ただ現状はまだ法律が昔のままである以上グレーゾーンと考えていた方が良いですね。

限りなく罪となる可能性は低いものの、現状まだ法律が整備されていないだけとも言えるので、ふたたび警察が強引に逮捕してくる可能性はゼロではありません。

ただ、日本ではIRカジノを作る方向で進んでますし、将来的にはオンカジもそれに伴って法整備がされれば正式に合法もしくは違法となる可能性はあります。

一応現状ではグレーゾーンであるため、もしプレイするなら自己責任で楽しむことになります。

スマートライブ事件以外の有名な事件

2016年のできごと

スマートライブ事件が起こったのは2016年のこと。

この年は警察がオンカジの成長を疎ましく思っていたのか積極的に動いていた年です。

そこで他に2つの事件が発生しています。

・DreamCasino事件
・NetBANQ事件

それぞれについての詳しい解説はここではしませんが、スマートライブ事件のような警察の横暴さが目立つものから本当に駄目だったものまでいろいろです。

詳しくはそれぞれについて解説した記事を参照してください。

2022年のできごと

・4630万円誤送金問題
・警察庁のオンカジ違法宣言

オンカジの違法性とは関係ありませんが、山口県阿武町の4630万円誤送金問題が話題になりました。

受け取った人がオンカジに全部使った、と証言したことで一気に悪い意味で注目度が高まってしまいました。

また警察庁(警視庁とは違う)が公式ホームページ上で堂々とオンカジは違法と言い切ってしまったこともかなり影響がでています。

業者によっては日本市場から撤退を選んだところもでてきました。

とはいえ、ここで紹介したように日本人が遊んでも違法性はないとの司法の判断があります。

そして堂々と違法を宣言したなら100万人以上いると言われるプレイヤーの内、一人も逮捕されていないのはおかしな話です。

警察庁側もそこはできないことがわかっているのでしょうね。

2023年のできごと

京都府警が同署内の署員がオンラインカジノで遊んだとして逮捕したと報じられました。

でも、違法カジノで遊んだ人は氏名が公開されるのが一般的ですが、該当署員の名前は出していません。

ホントはそんな人いなかったか、オンカジ業界への牽制のためにいけにえになってもらったのでは?なんて思われても仕方ないでしょう。

スマートライブカジノ事件でヘマをしたことから、オンカジを良く思っていないことは間違いありませんが、この一件だけでは大した牽制効果はなかったように思えます。

日本で遊ぶと逮捕される闇カジノ「インカジ」について

スマートライブ事件の違法性はおおいに疑問が浮かぶものでしたが、日本ではいまでも違法賭博店が数多く存在しています。

その中でもとくにインカジと呼ばれるインターネットカフェっぽいお店の摘発事件が増えてきています。

マンションの一室を借りてパソコンを数台並べれば事業を始められるお手軽さが人気なんでしょう。

そんなインカジはスマートライブのような海外のオンカジをパソコンで遊ばせるもの。

私も実際に行ったことはないので詳しくはわかりませんが、店内でお金を支払ったらスタッフがその分を入金してくれるんでしょう。

もしくはイカサマができる違法賭博店向けオンカジがあるのかもしれませんね。

そういったサイトなら入金作業すら必要なく好きなように操作できる仕組みなのかもしれません。

とりあえずインカジで遊んいて摘発されたときにお店にいればあなたも逮捕されます。

スマートライブ事件のプレイヤーのように裁判を起こしたところで勝ち目はゼロ。

絶対に行かないでくださいね。

日本のギャンブルの違法性についてはこちらの記事で解説しています。

インカジなんかは100%違法なのでしょっちゅう摘発されているのをニュースでも見かけます。

スマートライブ事件のように無罪にはならないので気を付けてください。

まとめ

オンカジのプレイヤーが初めて逮捕された事件として注目された「スマートライブカジノ事件」について解説しました。

日本でオンカジをプレイしても現状問題ないのは、海外で全世界を対象に運営されているので日本の刑法にある賭博罪で罪を問えないからですね。

またオンカジを規制する法律がないからってのもありますね。

とはいえ、日本でもIRカジノができる流れですし、税金さえ徴収できるなら厳しく規制されることはないんじゃ?と安易に考えてますが果たしてどうなることやら・・・。

ちなみに、仮想通貨でプレイすれば上手に節税できるかも?

ハイローラーを目指す人にはおすすめです。